2007年06月05日

拾い食い撲滅運動 −食べ物は手か器から−

手作りササミジャーキーのとんでもないおいしさに気を良くしたかあちゃんが、
今度はかぼちゃジャーキーなるものを作ってみた。
見本ではミニフランスパンみたいなかわいらしさなのに、どうしてもう○ちみたいになっちゃうよ。
粘土教室に通っているというのに、この造形の悪さは何なんだ。

オーブンの中のジャーキー達
IMG_4832s.JPG

かぼちゃ、小麦粉、スキムミルク、そしてカッテージチーズを配合したクッキーのようなものを想像していたのだが
かぼちゃはかぼちゃとして食感を留めていて、
これならわざわざ粉と混ぜてこねくりまわさないで、ふかして食べたらいいや、ということで
もう二度と作らないだろう。

さてイモ類大好きちった、下準備の段階ですでにかぼちゃの匂いを捕え、
私の周りをうろちょろして離れない。これは使える。
うっかり落としたふうを装って、ちったに拾い食いはいけないことを教えるのだ。

落ちてきたものには秒速で鼻を寄せるものの、
グーパー特訓を経て「あ!」と声を出したり足を差し出したりすれば、
見ている目の前で口に入れるのはこらえられるようになったようだ。

「落ちたもの、落ちているものは食べちゃいけません。
 口に入れるのは許可を得た上で手か器からのみ」

さて次はおとり作戦。
いい香りを漂わせ焼きあがったかぼちゃジャーキーをちぎっては食べ、ちぎっては落とす。
さすが、この時点では微動だにせず私の顔を見上げている。あっぱれドコモポイント
でも君が乗り越えなければいけない試練は、
放置されたおやつをいかに黙殺し続けられるかというものなのだよ。

一緒の部屋にいて30分経過、40分経過・・・。
素晴らしい! 香りだけは楽しみつつ、しかし近寄ろうとはしない。
食べてもいーい? という顔すらしない。

次は難しいよ。かあちゃんお腹空いたから、晩御飯作りに台所に行くね。
かあちゃんからはちったと床にまかれたおやつが見えなくなる。
でも食べちゃいけないの、知ってるよね。
材料を揃えて部屋をのぞく、ふせをして自制しているようだ、おやつは無事。
偉いねーちった!ってほめて、ごほうび用意している一瞬で、おやつみんな拾っちゃったよー!!!
だめじゃん。
落ちているものは食べちゃだめなんだってば。
道を歩いていてそこに落ちてるもの、かあちゃん全部は見つけられないかもしれない、
ノーリードで遊んでいるときにはちったが自分で判断しなきゃいけないんだよ。

「子犬はすぐその場で叱らないと、何が悪かったのか分かりません」と言われるが
ちったは悪いと知りつつしているので、ここはしっかりと叱る。
床を見て「あー!」と言った時点で耳垂れ垂れだもんね。
ほめられた時点で興奮物質が作用して、「おいしいものがある右でも食べちゃだめ」って判断ができなくなったようだ。
「おいしいものがある右食べようるんるん」って反射神経だったものね。

こんこんと言って聞かせ、再度同じ罠を張る。
さすがに今度は微動だにしない。
料理は着々と進む、たまに鋭い眼光でおやつのチェック、まだ耐えている。
そして晩御飯ができあがった。とうとう耐え切ったちった!
偉いねーちった! おいで、ごほうびあげるから。
触れてはいけないもののように用心深くおやつをよけながらしっぽふりふりやって来た。
かあちゃん、ぼくやったよ!
うんうん、偉かったね。すかさずごほうびのササミジャーキー。
かなりきつめの叱咤とごほうびの合わせ技で、
「犯罪(拾い食い)は割りに合わない」
「おりこうにしていれば危ない橋など渡らずともおいしいものにありつける」
ということを学んでもらう作戦。

さ、ご飯も出来上がったし、ちったものんびりしようねーと居間へ移動。
ところがちったが入ってこない。
まるで結界でもあるかのように、こちらをうらめしそうにのぞきつつ一歩も足を踏み入れようとしない。
そのうちその場でふせてしまった。
どうやら床にばら撒かれたおやつ達の誘惑が強烈過ぎるらしい。
近づけば理性が吹っ飛んでしまうことを(そしてそれは怒りの鉄拳を意味することを)知っているのだ。
いじらしいハートたち(複数ハート)

左下と真ん中にあるのがかぼちゃジャーキー
IMG_4839s.JPG

ちったはよくがんばった。
私はここで、おやつを回収してごほうびをあげるべきだったんだ。
それが「まだ行ける」と食器を台所へ運ぶと、入れ替わりで入って来たちったがすべてたいらげてしまった。

ここで叱らないわけにはいかない。いかないから叱ったけれど本当はとっても偉かったんだよ。
さすがに二度にわたって叱られたちったは、恐れをなしてしばらくトイレに立てこもっていたけれど
迎えに行くとしっぽをちぎれんばかりに振り、久々のうれしょんまでして駆け寄ってきた。
本当は集中力の限界を見極められなかったかあちゃんが悪かったんだよ、ごめんね。
訓練は、成功で終えた方が、次の訓練に何倍もいい影響を及ぼすのにね。

いっぱい叱ったけれど、その後何倍もの時間をかけて、ちったをほめてなでまわした。
訓練はもっと短く、前の訓練を忘れないうちに、回数を多くしなくちゃね。
忘れっぽいかあちゃんでごめんよ、ちった。





ニックネーム こた at 02:16| Comment(4) | TrackBack(0) | 訓練 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
世の中には盲導犬や介護犬等人の暮らしの為に訓練を必要とされる犬が居ます。

こたさんの理想とする犬と人の距離感ってとっても気になります。
Posted by jazz at 2007年06月05日 21:42
ちったちゃん、ウチの娘よりお利口だわ。

拾い食いや誤飲でオペするワンコも多いみたいです。
誤飲オペを何度も繰り返すワンコもいるとか。

ちったちゃんはすごく頑張りましたね。
自分で考える犬になりつつあります。
ほんと凄いわ。
このトレーニングは初めてだったのかな?
ゆず、負けてる(-.-;)
自分の行動を反省するこたさんに母の姿を感じました。
Posted by さくら@ at 2007年06月06日 00:25
魚jazzさん
気になるとおっしゃるのは無謀じゃないかという意味ででしょうかたらーっ(汗)
それともいい意味で・・・?

盲導犬や介助犬の訓練も興味深いですね。
ジャックに向いているとは思いませんが顔(イヒヒ)

興奮すると普段できることもできなくなっちゃうんですよね。
でも些細なことで狂喜乱舞するのはちったの最大の魅力のひとつなので
嬉しいときには素直に喜んでもらってその状況下でいかに自制できるか、
というところに挑戦しているわけです。
言うことはよくきくけれど、表情に輝きがなくなった、というのでは切ないですもん。

ただ目が合ったくらいでこんなに喜んでくれる存在にはそうそう出会えそうにないですから、
これからも大切にしていきます。
Posted by こた at 2007年06月06日 02:13
魚さくら@さん

娘さんって人間のですかexclamation&question
恋愛相談室見ましたよ。かわいいじゃないですか。
あれを見ておとうさんはどんな心境なんだろう、と考えちゃいました。

そう、そうなんです。
お腹を開けなきゃいけないとか、体に毒なものだったとかが恐いんですよね。
そういう心配や辛い思いをするくらいなら、
叱りつけてでも覚えてもらった方がずっといいです。
しちゃう子は何回でもしちゃうみたいですものね。

おほめの言葉、ありがとうございますーToT
近頃ないくらい後悔したので、もうじんじん身に染みちゃいまして、
何度も読み返させていただきました。

ゆずりんくらい、もう子犬ちゃんじゃなくなっても、諦めずに日々工夫をされている
さくらさん&ゆずりんを見習って
親子でがんばっていきますよー手(チョキ)
Posted by こた at 2007年06月06日 02:35
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